離島生徒の生活拠点に 8年越しで「群星寮」開所 那覇市・東町
高校のない離島から本島の高校に通う生徒の寄宿舎「県立離島児童生徒支援センター」(愛称・群星寮=むるぶしりょう)の開所式が8日、那覇市東町の同センターで開かれた。これまで高校に設置されていた寮はあったが、寮のない高校の生徒が入寮できる県立の寄宿舎は初めて。2007年度に設置の要請が出されて8年越...
View Article翁長知事「勝利を確信」 裁判所前激励集会 代執行訴訟
「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」(オール沖縄会議)は8日、名護市辺野古沖の埋め立て承認取り消しをめぐり国交相が県知事を訴えた代執行訴訟第2回口頭弁論が始まる前に、福岡高裁那覇支部向かいの城岳公園で翁長雄志知事と弁護団を激励する集会を開いた。雨の中、約500人が集まり、翁長知事や弁護団...
View Article中古車輸出、県が促進 雇用創出へ拠点形成、来年度にも
県は、来年度にも沖縄から中古車を輸出する事業に乗り出す。これまで沖縄から東京、大阪など本土を経由して輸出していた中古車を直接輸出することで、コストを削減し輸送時間(リードタイム)を短縮して海外の需要を取り込む。輸出直前の中古車整備や修理などを手掛ける産業拠点を県内に形成し、新たな雇用を生み出す...
View Article石垣陸自配備に反対 近接の開南地区、国伝達へ
【石垣】石垣市への陸上自衛隊配備計画について、防衛省が候補地として選定した場所に近接する開南地区は8日夜、地区内で臨時総会を開き、防衛省に対し提示された候補地での配備計画に反対を伝える方針を決めた。市内の地区単位で反対意見が取りまとめられるのは初めて。 臨時総会には全16世帯の住民らが出席し、...
View Article裁判長、国姿勢を疑問視 不服審査併用、理由求める 代執行訴訟第2回弁論
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり、翁長雄志知事の辺野古埋め立て承認取り消し処分の取り消しを求めて国土交通相が提起した代執行訴訟の第2回口頭弁論が8日午後2時から、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で開かれた。国が行政不服審査制度を利用したのに加えて代執行訴訟も提...
View Article<金口木舌>春高バレー、西原の挑戦
球技に疎く、得点は単に球を打ち込んで奪うものと思っていた。しかしそれだけではなく、失わせて得るものもある ▼春高バレーに西原が挑戦した。男子は2回戦、女子は1回戦で舞台を去った。地域代表の実力校がそろう中、体格も含めた地力の差が明暗を分けるのは当然だが、勝敗を左右する流れや勢いの怖さを痛感する ▼...
View Article<社説>ジュゴン調査 有効な保全策へつなげたい
絶滅が危惧されるジュゴンの保全に向けた十分な調査が必要だ。 県環境部は2016年度から2年計画で国の天然記念物ジュゴンの実態調査を始める方針だ。沖縄本島の東海岸など周辺4海域で継続的に調査し、生息海域や頭数などを把握したいとしている。有効な保全策づくりにつなげたい。 県による同様の調査は初め...
View Article<社説>改憲が争点に 緊急事態条項は許されない
民主的政体と立憲主義の存亡が懸かっている。この危機に無関心ではいられない。 安倍晋三首相が年頭記者会見で、夏の参院選の争点として改憲を掲げる考えを示した。だが国会の代表質問で野党が「憲法のどこをどのように変えるのか」とただしたのに対し、正面から答えなかった。 「国会や国民的議論、理解の深まり...
View Articleごみ問題 住民が提訴 宮古島市長らに費用返還求め
【宮古島】宮古島市の不法投棄ごみ残存問題で、岸本邦弘さん(54)ら市民有志6人は8日、下地敏彦市長ら市幹部4人に委託事業費の全額約2200万円の宮古島市への返還を求める住民訴訟を那覇地裁に起こした。また、今後刑事告訴する考えも示した。 訴状や代理人弁護士によると、撤去事業後も大量のごみが残っ...
View Article上間小、2度入札ゼロ 校舎改築、完成遅れも
那覇市が2016年度中の完成を目指していた市立上間小学校と幼稚園の改築工事が、2度にわたり業者の応札がない「不調」に終わった。市教育委員会施設課は原因分析を進めつつ3度目の公告を実施する方針だが、完成時期は17年度に食い込む可能性が出ている。同課担当者は「児童の学習環境を良くするためにも、早期...
View Article県内刑法犯認知 15年最少9463件 10年で半分以下に
2015年の県内の刑法犯認知件数(暫定値)が9463件と、1972年の日本復帰以来最少となったことが8日、県警のまとめで分かった。9879件で過去最少だった14年からさらに416件減少し、2年連続で最少を記録。認知件数は2005年の1万9263件から10年間で半分以下になった。 15年の摘発...
View Article「ライカム」地域に効果 2割が売り上げ増 4商工会調査
県は8日までに、沖縄市、宜野湾市、北谷町、北中城村の4商工会から集めたイオンモール沖縄ライカム開業半年の影響調査結果をまとめた。回答業者の約6割がライカム開業後も売り上げや来客数が「不変」とした。一方「増加」が約2割になるなど、これまで素通りだった地域に経済効果が出始めている。 調査はライカ...
View Articleキングス岸本、オールスターへ ファン投票で選出
プロバスケットボールTKbjリーグは9日、オールスターゲームin仙台(1月24日、ゼビオアリーナ仙台)の出場選手を発表し、琉球ゴールデンキングスから岸本隆一がファン投票で選出された。 岸本は3年連続3度目の出場。西軍の一員としてプレーする。岸本は球団を通じ「投票で選んでもらったことにとても勇...
View Article新城、内間が日本代表 自転車アジア選手権出場へ
日本自転車競技連盟は8日、16年アジア選手権大会に出場する日本代表選手団を発表し、エリート・ロードに県出身の新城幸也(ランプレ・メリダ)と内間康平(ブリヂストンアンカー)を選出した。 新城は石垣市出身の31歳。2016年シーズンはヨーロッパカー(フランス)からランプレ・メリダ(イタリア)に移...
View Articleジュビロ名波監督ら招きサッカー教室 故奥さんから「プレゼント」
【宮古島】ジュビロ磐田の名波浩監督らを招いての子ども向けサッカー教室が昨年の12月19日、宮古島市陸上競技場で開かれた。市内の少年サッカーチームなどに所属する市内の小学生約300人が参加、プロ直伝の練習法の習得に励んだ。 サッカースクールは宮古島市で一昨年10月、交通事故死したサッカー元日本...
View Article<未来に伝える沖縄戦>軍国教育で兵士に憧れ 与那城剛さん(85)〈上〉
金武町並里区に住む与那城剛さん(85)は戦時中、日本軍の食糧運搬のために金武村(現金武町)から宜野湾村(現宜野湾市)まで馬車を引くなどの体験をしました。当時は軍国教育でとにかく兵隊に憧れていたという与那城さんは、教育の本来あるべき姿を語り掛けます。金武町立金武中学校3年の古波蔵豊君(15)と比...
View Article琉球新報社、女子サッカー・ナビィータとスポンサー契約 なでしこリーグ参入支援
琉球新報社は女子サッカーチームのヴィクサーレ沖縄FCナビィータとスポンサーおよびメディアパートナー契約を結び、9日、那覇市天久の琉球新報社で調印式を行った。女子国内トップリーグ・なでしこリーグ参入の目標実現へ、協力して取り組む。 契約期間はいずれも4月1日から2年間。ナビィータがスポンサー契約...
View Article与那国陸自配備、住民の工事差し止め訴えを却下 那覇地裁「武力衝突ない」
【与那国】与那国島への陸上自衛隊沿岸監視部隊配備に反対する住民30人が国を相手に駐屯地の工事差し止めを求めた仮処分命令申し立てについて、那覇地裁(森鍵一裁判長)は9日までに却下した。軍事施設建設の影響について決定は「武力衝突の具体的な恐れを認めるための資料がない」と指摘した。住民側は決定を不服...
View Article沖縄知り、絆深めて 養護施設児童、神戸から114人来県
神戸市内の児童養護施設の子どもたちを沖縄に招待する「笑顔と感動 KOBE夢・未来号・沖縄」(KOBE三宮・ひと街創り協議会主催)の一行114人が9日午前、那覇空港に到着した。ことしで8回目。神戸出身で沖縄戦当時の県知事・島田叡(あきら)氏のゆかりの地などを巡る。 同空港で開催された歓迎セレモニ...
View Article「3・11」を風化させない 避難者ら防災へ提言 那覇でシンポ
東日本大震災から3月11日で5年を迎えるのを前に、ガールスカウト県連盟(仲地輝美県連盟長)の「キズナデー」シンポジウムが9日、那覇市のテンブスホールで開かれた。福島県からの避難者や被災地でのボランティア経験者が登壇し、今後の被災地支援や沖縄での防災の在り方などについて問題提起した。同連盟が震災...
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