<<<岩倉具視自筆の「岩公ヨリ参議諸君江贈ル書面草案」(松田清京都外大教授提供) >>> 京都の本草漢学塾「山本読書室」跡で見つかった、岩倉具視が交わした西南戦争(1877年)の秘密通信文61通は、岩倉の破棄命令に反して秘書が保管していたことが4日、松田清京都外大教授(日本洋学史)の調査で分かった。重要文化財級とみられる通信文からは、戦況情報について政府がより厳密に管理する変更案を岩倉が考え、赤十字が西南戦争の戦傷者を敵味方の区別なく収容する病院を建設しようとした際、水面下で支援していたことも分かった。
山本読書室創立者・山本亡羊の孫復一は岩倉の秘書を務めていた。
(共同通信)
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命令反し西南戦争の秘密文保管 岩倉具視、情報の厳密管理も
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