「谷川民俗学」と呼ばれる独自の研究を打ち立て、昨年8月に92歳で死去した民俗学者谷川健一さんをしのぶ「故・谷川健一先生と花礁に遊ぶ会」が10日、東京都千代田区の日本工業倶楽部で開かれた。ゆかりのある研究者や歌人ら約150人が集まり、思い出を語り合った。
会場には、生前の写真とともに、谷川さんが調査で足を運んだ沖縄の浜辺をイメージしたコーナーが設けられ、昨年亡くなる前に完成した全集や著作も展示された。
歌人の岡野弘彦さんは「柳田国男、折口信夫両先生が亡き後、きらきらとした学問の世界を広げ、その先頭にいつもおられた」と功績をたたえた。
(共同通信)
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民俗学の谷川健一さんをしのぶ会 ゆかりの研究者ら150人
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