<<<『海を読み、魚を語る』三田牧著 コモンズ・3500円+税>>> 本書は著者が大学院生として1996年から1年6カ月にわたり沖縄本島糸満の調査を行い、のち博士論文として提出され、さらに補足調査を行った海の民族誌である。
2010年、再び糸満を訪れた著者は、埋め立てを完成した、旧市街の見る影もない変貌にがくぜんとする。糸満が歴史的に蓄積してきた「伝統」という経験が「日の当たらない場所」に追いやられている。続きを読む >>>
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『海を読み、魚を語る』 糸満伝統漁法の喪失危惧
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